ネコのいる未来生活

愛猫家にとっては日本都市圏の住宅事情は切実な問題だ。ペットお断りがデフォルトでまかり通っている状況とか本当に困るんだよね。未来の世界では誰でもネコと暮らせるようになるといいな。できれば家賃上乗せ無しで来年ぐらいに達成してほしいのだがな。

さて、ペット可物件を必死に探す必要がない社会は薔薇色の未来であり、それを人類(特に日本だけど)は目指すべきだと思う。もちろん捨て猫なんて存在しない。というか2050年あたりだとネコは人間と同等以上の存在になっているに違いない。知性化するまでもなくネコは人間を超える知能を有している知的生命体だ。ただ、ネコが興味があったのは地球支配ではなくネズミだったのである。だが、21世紀のネコはネズミを狩らなくなった。キャットフードを与えられて御満悦である。だが、そんな生活にもネコはそのうち飽きるに決まってる。ネコ族が進化することによって好奇心が次の段階にレベルアップするのは、そう遠くはないだろう。ネコに見捨てられないように人類は肝に銘じるべきだ。そんな馬鹿な、と思うかもしれないがネコでなくても地球人類より優れている知的生命体が地球に到来したとき慌てないようにしておくのは悪くはない生き方だ。遠い宇宙から黒船に乗ってやってきた存在に、「こいつら猿だな」と思われたくないよね。進化とは科学的質量だけではなく精神の豊かさも評価されるだろう。だからこそネコを愛でることが銀河連合に加入を認めらえる条件の一つとも成り得るのだ。地球人類唯我独尊。そろそろやめないか?


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ホワイト羽川にゃん!

障り猫……忍野メメをきどって説明すると、

・車に轢かれた尾のない白い猫を埋葬した者に取りついて性格を豹変させる。
・取り憑いた人物に憑依しストレス発散を肩代わりする。
・恩を仇で返す怪異で特性は常時発動型エナジードレイン。

てな感じみたいだけど、障り猫に限らず物語シリーズに登場する怪異は西尾維新のオリジナルが多いらしい。

ブラック羽川について調べてみると、

・羽川翼のストレスが限界を超えると発現する怪異。
・翼の姿をとりながら人格は怪異に完全に乗っ取られ、ストレスが解消するまで元に戻ることはない。

てな感じだ。

羽川の負の心から生じた怪異という存在に目を奪われていたが、要するに二重人格みたいなもんだと仮に定義してみる。いや苛虎も加えて三重人格か。苛虎はブラック羽川と違って羽川本体から分かれて別物になっていたから無理矢理だろうか?ならば、三つの魂と定義してみよう。うむ。こっちの方がしっくりするかも。

要するに、これは魂の問題であり、精神アップロードやAI自我が研究対象になってきた昨今においては科学問題でありSF問題として扱えるのである。では、魂とは何かを考えながら羽川の心情を分析してみたい。

最初に宣言しておくが、物語シリーズの根幹設定たる怪異を否定しているわけでもない。怪異にも魂があるという話であり、怪異が何であるかという話とは別問題であるので、以下の一人語りを読む際は御注意を。


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夏への扉 感想リンク集

Google検索が頭悪いので「夏への扉」の冷静な感想を集めていきます。読むか迷ってる人は参考にしてね。ただしネタバレ満載。「夏への扉」は賛否両論が激しい作品です。「夏への扉」好きな管理人はネガティブ感想については華麗にスルーしているので、そういう意見を読みたければチラホラありますのでGoogleで検索してみてください。ただし、説得力に欠ける論評も多いので読書メーター(新訳版リンク)などから軽く意見を拾ってみるのも良いかもです。ただ「つまらん」と書く論評は「おもしろい」と同じく個人の自由だけど、ネガティブ意見については説得力が伴っているか否か、よくよく注意するのが吉だと思います。

フェイクニュースと同じでネガティブ記事というやつはポジティブな人も気になってしまうのでアクセスが集まり、それが好評価されてか検索上位をキープし続けます。これは、SFのようなそもそもが記事が少ない分野にとっては致命的。検索はユーザー自らが駆使するものであってランキングは信じてはいけないもの。そういう意味では最近のGoogle君は有能です。でも、御新規さんに駆使を求めるのは酷。 だから情熱あるSFファンが良質リンクによって無能検索情報を駆逐するのです。もちろん総論としてネガティブな反応を無視するべきではないことは付け加えておきます。例えばネガティブ系リンクがあっても良いと思う。ボクが危惧するのは夏への扉を開けるチャンスを得た人が、ネガティブな情報に目を奪われて残念な判断を下してしまうことなのです。皆、忙しいですし感想記事を比較する時間をなかなかとれないのは分かります。だから、好きな人が誰でもできるリンク集という手法でネット情報を再編していけばSFファンがハッピーになる方向だと思うのです!

さて、 先に少しだけ言っておきたいのは、1956年発表の作品だということ。ハインラインは間違いなく先駆者の一人であり巨匠なのは間違いないです。「夏への扉」は本国アメリカでは彼の他の作品に比べて人気は低いようです。このリンク集を作るために色々と感想を読み漁ってますが、もしかしたら「夏への扉」はSF分野が伸びつつある市場の中で実験的作品だったのかもしれません。加えてSFが未踏な領域へのチャレンジならば、実験で新しいスタイルを築いていく心構えとそれを実践できることは、正しい資質と言えます。ライトノベルがもてはやされる今「夏への扉」を読むとSFの裾野を広げることを強く意識していた天才だとも思います。

あと、最後に一つ。ネコSFなのか否かは、ネコを愛してる人じゃないと判断つかないんじゃないかな。当たり前な話だけどネコの出番量だけじゃ計れないネコ好きの気持ちをくすぐる品質ってのがあるからね。

シュレーディンガーは量子猫の夢を見たか?

科学やSFに詳しくない人でもシュレーディンガーの猫というフレーズは聞いたことがあるのではないかな。最近だと青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ないで出てきてたね。ボクは話半ばでTVアニメを途中で見るのをやめてしまったし、どんな風に語られてたかも記憶が定かではないのだが、豚で兎なのに何で猫やねんと憤慨し、そもそもタイトルがアンドロイドは電気羊の夢を見るか?(作フィリップ・K・ディック)のパロディだったりして羊の立場はどうなるねんとも憤慨したりするものである。そんな馬で鹿な話はさておき、とあるシュレーディンガーの猫研究がなされたというのでボクも思いを巡らせてみることにするよ。


う~ん、↑この記事を見る限りは、あんまシュレ猫には関係ないようなのだが……まずは気にしないで基本↓から。


ふむむ、さてと……


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夏への扉(梅雨入り)

東京も梅雨入りしたみたいだね。梅雨を知らないで育った道産子のボクは上京した時分はとてもじゃないが東京は灼熱地獄だとゲンナリしつつ汗だくになりながらゲーム会社に入るために就活していたものだ。それが今じゃ梅雨も真夏も平気である。人間の体って環境に馴染むものだね。もっとも最近の北海道もまた灼熱地獄の夏になっているわけだが、日本も本格的に亜熱帯化する前に仙台あたりに遷都したほうがいいんじゃないかね。宇宙船地球号の危機は待った無しなのである。

さて、SFでネコといえば 夏への扉 を思い出す人もいるだろう。ネコSFと呼ばれることもあるがネコのピートが登場するシーンは割合的にかなり少ないのだが、その少ない出番の中で、とても印象に残る名助演猫なのである。あからさまで冒険心を膨らまし愛猫魂をくすぐられるようなハヤカワ文庫の表紙絵の印象が強いのもネコSFと呼ばれる原因の一つになっているが、ボクはネコSFと呼んでも違和感は無い。また、この作品をお勧めする人が多いのもタイトルが詩的なことが日本人の感性に合い、その感性と猫という存在との相性も良いのだと思う。犬ではこうはならないし犬SF小説を求めている人も少ないだろう、多分。(犬も好きやで)。猫は想像力を掻き立てるにあたってはSF自体とも相性が良く、かく言うボクもそのへんにやられているわけである。ネコSFか否かを判断できる資格はボクには十分にあると思っている。ちなみに家で飼ってきたネコは三毛猫ばかり。彼女たちが夏の扉を探していたかは不明なのだが。

ネットを眺めるとネガティブな反応もちらほら見受ける作品なのだが、我が愛しのロバート・A・ハインラインによって1956年に発表されてから63年経った今でも、夏への扉はボクのSFマインドに深く根付いている作品であることは間違いない。最初に読んだのはマイ・アニメで初代ガンダムのニュータイプについての解説記事に紹介されていた、
・スラン(A.E.ヴァン・ヴォクト
・闘士(フィリップ・ワイリー
・人間以上(シオドア・スタージョン
に触れてSF小説にはまりまくった1982年、中学2年の頃だと思われる。それから数えても37年かあ……ふぅ。


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流氷のネコ天使

唐突にペットが飼いたくなったので手のかからなそうなハリネズミや爬虫類を調べていたのだがクリオネのことを思い出した。冷蔵庫が余っているのでクリオネ専用もいいかなあって前に調べたことがあったんだけど……
↓良い情報は転がっているものだ。というか絵柄が可愛いな。

ナメクジね。。
ところでナルトの尾獣の六尾は犀犬という名前なのだが、犀犬 は中国の『捜神記』に出てくる巨大な犬の妖怪らしい。でも、ナルトでは 6つの尾を持つ巨大な白いナメクジなんだよね。これってクリオネじゃないのかね。6つの尾はクリオネが捕食の際に伸ばす6本の触手バッカルコーンと符合する。しょこたん語では『未来を掴むバッカルコーン』という使い方もされるみたいだ。いいね、しょこたん。


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猫は宇宙で丸くなる

KindleでSF本を読みまくっている今日この頃。執筆スキルを高めるために始めたんだけど、普通に楽しんでる。一日のルーティンの軸にもなってきたんで、とてもイイ感じなのである。で、読みたかった猫SF作品を KindleUnlimitedで見つけちゃったよ。KUは江戸川乱歩の作品群を読むために入ってたんだけど、SF作品でもこういうのが増えてくれると本当に嬉しいのですが! ハヤカワさんも頼みますよ!

猫は宇宙で丸くなる【電子書籍版/4篇収録】 (竹書房文庫) Kindle版

収録作品は本版10短編のうち次の★印の4作品。
New!◆印の1作品

〈地上編〉
★ジェフリー・D・コイストラ「パフ」
☆ロバート・F・ヤング「ピネロピへの贈りもの」
★デニス・ダンヴァーズ「ベンジャミンの治癒」
★ナンシー・スプリンガー「化身」
シオドア・スタージョン「ヘリックス・ザ・キャット」

〈宇宙編〉
★ジョディ・リン・ナイ「宇宙に猫パンチ」
☆ジェイムス・ホワイト「共謀者たち」
☆ジェイムズ・H・シュミッツ「チックタックとわたし」
☆アンドレ・ノートン「猫の世界は灰色」
☆フリッツ・ライバー「影の船」

視力低下もあって本で読むのは避けているので、とても嬉しい。 なんで丸ごとKindleにしないかなあ。KUは無料だけど、定価だって買いますよ。印刷業者への配慮とかあるのかもしれないけど、特にSF作品は電子で出すべきでしょうに。商業的紙本が淘汰される時期はSF未来史でも近々に起きうることとして刻まなければいけない。


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