猫は宇宙で丸くなる

KindleでSF本を読みまくっている今日この頃。執筆スキルを高めるために始めたんだけど、普通に楽しんでる。一日のルーティンの軸にもなってきたんで、とてもイイ感じなのである。で、読みたかった猫SF作品を KindleUnlimitedで見つけちゃったよ。KUは江戸川乱歩の作品群を読むために入ってたんだけど、SF作品でもこういうのが増えてくれると本当に嬉しいのですが! ハヤカワさんも頼みますよ!

猫は宇宙で丸くなる【電子書籍版/4篇収録】 (竹書房文庫) Kindle版

収録作品は本版10短編のうち次の★印の4作品。
New!◆印の1作品

〈地上編〉
★ジェフリー・D・コイストラ「パフ」
☆ロバート・F・ヤング「ピネロピへの贈りもの」
★デニス・ダンヴァーズ「ベンジャミンの治癒」
★ナンシー・スプリンガー「化身」
シオドア・スタージョン「ヘリックス・ザ・キャット」

〈宇宙編〉
★ジョディ・リン・ナイ「宇宙に猫パンチ」
☆ジェイムス・ホワイト「共謀者たち」
☆ジェイムズ・H・シュミッツ「チックタックとわたし」
☆アンドレ・ノートン「猫の世界は灰色」
☆フリッツ・ライバー「影の船」

視力低下もあって本で読むのは避けているので、とても嬉しい。 なんで丸ごとKindleにしないかなあ。KUは無料だけど、定価だって買いますよ。印刷業者への配慮とかあるのかもしれないけど、特にSF作品は電子で出すべきでしょうに。商業的紙本が淘汰される時期はSF未来史でも近々に起きうることとして刻まなければいけない。


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地球ネコby平沢進

平沢進師匠がカッコいいのはSFマインドに溢れてるから。で、それはホントのホントにやばくなってきた地球への危惧からなんだろう。やっぱ師匠は凄いよね!だから我々も「ああ、いい曲なんじゃあ~」と恍惚になってるだけじゃなく「マジ地球ネコやべえな!」って師匠のメッセージを見事に受け取ろうじゃないか!

地球はもうボロボロよ。漫画や映画に出てくる警鐘はネタじゃなくてノンフィクションなのよね。まあ物体である限りは星にも寿命があるだろうが生命ある星としての地球の寿命を縮めているのは我ら人類なんだなあ。なんて罪深い存在なんだろう。自分の世代がどうにかなれば子孫がどうなろうと知ったこっちゃないとか、そのうち誰か頭の良い人とかAIが何とかしてくれるじゃろとか、思考停止してる人はSFマインドを補給しないとダメだよ。ほんと、マジで地球はヤバイんだってば!大宇宙の確率論的に地球って奇跡の星なんだよ。それをボクら人間ごときが壊しちゃっていいわけない。愛すべき地球は、ずっと末永く愛される地球で存在するべき。古い世代で協力して次の世代へ『まともな地球』でバトンタッチしよう。



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ネコ型ロボット

ドラえもんがネズミに耳をかじられて久しい。いや、ドラえもんは22世紀から20世紀にやってきたのだから、耳を失うのは未来の話である。そうはならないようにオリジナルのネコ型ロボットの【ドラ子】で21世紀中のネズミ根絶を目指したいと思う。

ドラ子の身体能力は野生のチーターレベル。通常の猫と同じぐらいの大きさであり穴があったら入ってしまう好奇心と柔軟性も兼ね備えている。何も無い空間をじっと見ているときは光学迷彩の何者かを見張っているときである。目から出るビームも装備しているが、使用しないと人間を危機から救えない状況以外では行動選択されることはない。そんな高性能なものをどうやって作ったのか? ドラえもんのチート秘密道具を作ることに比べれば超余裕だ。これをもってネズミ根絶は100%可能である。


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日本SFの現状

どうして日本ではSFは盛り上がらないのか?

もしかしたら自分がそう思ってるだけで盛り上がってたりするのだろうか?

いや、やはりそれは無いだろう。ゲーム業界みたいなとんがってる場所にいてもSF会話を楽しめる相手は限られている。自分が身を置いている周辺がそうなだけかもしれないが、なんだかんだでファンタジー勢には太刀打ちできない。 自分もファンタジーが嫌いなわけではない。だが、世の中にはファンタジーが溢れている。特にラノベ系が腐るほどある。だから、さすがに飽きるでしょ。そんなときにはSFである。だがファンタジーがホワンホワンしてるだけで楽しめるのに対してSFはガチなのである。ライトなガチもあるが、やっぱガチガチなSFがいいに決まってる。理解すればするほど楽しくなる。それがSFなのだ。

まあ、SF好きを自称してる人は沢山いる。だが、いざ話をしてみると科学とSFについて持論を展開できる人は極めて少ない。SF思考ができないのではなく、そもそもが比較論を展開できる最低限のSF知識に触れたことが無いというのが真相のようである。一昔前はSF小説をおかずに飯を食える人が周囲にゴロゴロいたはずなのだが、いつのまにか孤独なSFフェチになってしまったような感覚だ。親友にSF野郎が一人いるが、いつでも会えるわけでもないので、つまらないし、やるせないというのが本音だったりする。SFという言葉は虚構・創作という語意が含まれるがゆえに、それを共通認識できるようなSFという言葉定義は難しいのかもしれない。そんな事を言い出す僕のような暑苦しいSFマニアは鬱陶しいのも理解できるし、SFに限らずマニアックやフェチの領域に踏み入るのを避けている人が多かろうというのも想像できる。しかし、暑苦しいのではなく熱いのである。好きなものに対しては熱くなるのである。SFはその対象として無限のポテンシャルを秘めている分野なのだ。なのにSFは盛り上がってないんだぜ?何かがおかしい。。


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考える猫

このサイトは主にSFと猫ちゃんについてテキトーに語っていく。いや熱く語っていく。日本SF普及連合(名前はとりあえずテキトー)の結成を高らかに宣言し、良質な情報を洗い出し、分かりやすく有用なリンク整理を心掛けていく。

■第一の手段
ネットの利便性を追求してSF普及に貢献する
・SFに興味をもった人が面白い情報を見つけやすくする
・たまたま日本SF普及連合会員サイト網に入り込んだ者にSFマインドを注入する

という感じで要するに、いかした目利きサイトを作ってみるということ。

■第二の手段
自らもSFを創造する
・科学的、SF的な世界を構築する
・構築された世界を用いてエンタメしてみる

という感じで要するに、SFの小説やゲームを作ってみるということ。


にゃん!